液体塗布装置 WEKO ローターダンプニング
WEKO ローターダンプニングは、遠心力を利用した液体塗布装置です。
簡単な塗布量制御、塗布量変更の応答性の速さ、均一塗布、非接触塗布などの特長が評価を受け、オフセット輪転印刷やデジタル印刷のウェブ加湿装置としての用途の他、製紙・加工紙の水分コントロール用途で日本国内はもとより世界各国で使用されています。
また、この装置の特長を生かして、印刷・製紙業界のみならず、繊維、不織布、プラスチック、木材など様々な業界で様々な液体の塗布装置として活躍しています。
製品特徴
液体の塗布量がデジタル表示され、簡単な塗布量の管理、制御で非接触に均一な塗布が可能です。
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スピーディーに塗布量の変更ができるので、作業効率の向上が図れます。
◆主な用途
他の塗布装置にはない特長により、プラスチック業界ばかりでなく、製紙、繊維、不織布、木材など、
様々な業界でご使用いただいております。
・PET、PS等、各種プラスチックシートへの離型用シリコン、防曇剤、帯電防止剤の塗布。
・製紙、紙加工ラインでの調湿用として、また紙のカール修正のための加湿。
・繊維加工における様々な工程での加湿や柔軟剤、撥水剤、各種樹脂加工用として。
・不織布への油剤、柔軟剤、親水剤等の各種機能剤の塗布。
・オフセット印刷における印刷紙の乾燥後に発生する背割れや静電気の発生を防止するための加湿。
・パーティクルボード、MDF等のボード製造工程での加湿。
◆原理
塗布液はベルト駆動で高速回転するローターによって細かい霧となり、シートにピックアップされます。それぞれのローターは決まった噴霧巾を持っており、機械あるいはシート巾によってローターの数が決まり、ローターバーの中にはローターが横に並ぶ構造になります。
回転するローターの遠心力により、液体は薄い扇状の形となって噴霧されます。また各ローターから噴霧は、継ぎ目なしで接続するように調整されています。